2021年5月の記事一覧
本日クリニックに高齢者用ワクチンが届きました
投稿日:2021.05.26
いよいよ広島市でも高齢者に対する新型コロナワクチン接種が始まります。
本日クリニックに高齢者用ワクチンが届きました。
待ちに待ったワクチンです。武者震いがする思いです。
当院におきましては、当面の間、当院に定期的に受診されている方のみに対し、ワクチン接種の予約を取らせていただきます。(しばらくは広島市から公表される「ワクチン接種のできるクリニック」には当院の名前は記載しないようお願いしています)
当院に定期的に通院されている方で、接種券がお手元に届き、接種を希望される方は、クリニックへお電話いただきワクチン接種のための予約をとっていただきますようお願いいたします(広島市のおけるワクチン接種はまず80歳以上から開始となります)。
新型コロナワクチンの副反応について
投稿日:2021.05.19
医療従事者に対し優先的に接種が行われているコロナワクチン、やっと受けることができました!
この1年、発熱患者さんに対しいろいろな予防策を取りながら診察してきましたが、やはりワクチンは強い味方なので心待ちにしていました。
今回はその経験も踏まえ、ワクチンの副反応についてのお話です。
まずコロナワクチンは筋肉注射(インフルエンザ予防接種は皮下注射)で、皮膚に垂直にブスっと深く針を突き刺します。ですが、注射時の痛みはインフルエンザに比べてはるかに痛くないです(これはうれしかった)。接種をうけたクリニックスタッフみんな痛くなかったと言っています。
続いて表に副反応の割合を示します。
まず、「副反応はほとんどの人に出る」ということを認識していただければと思います。接種を受けた直後は何ともないのですが、その日の夜から翌日にかけていろいろ出てきます。ですがそれらは接種後2,3日で消失します。
接種した部位の痛みは多くの人が経験します。私は押さえたら痛いという程度でしたが、多くの人は腕が上がらなくなるくらいの痛みです。
疲労感や頭痛も頻度が高いです。疲労感はこれまで経験したことがないくらいの疲労感となる方もあり、接種翌日に仕事を休まなければならないこともしばしばあります。ですから、ワクチン接種を職場などで進めていく場合、接種の翌日にその人が休務するかもしれないということを念頭に、接種順番やグループを決めて頂ければと思います。
これらの副反応は1回目の接種より2回目の接種の時のほうがより多いということもわかっています。
さらに頻度的にはわずかですが、アナフィラキシーという重篤な副作用もあります。蕁麻疹が出たり、血圧が下がったり、救急処置を必要とする状況で、救急搬送や入院が必要となる場合もあります。そのほとんどが接種直後に出現するとされており、ワクチン接種後15分(薬のアレルギーがあったり、アナフィラキシーの既往があったり等、リスクのある人は30分)は接種を受けた場所で待機し、アナフィラキシーが起こらないかどうか経過をフォローします。万が一アナフィラキシーが起こった場合でも、その加療に使われる注射薬をクリニックやワクチン接種会場には常備しています。
新型コロナワクチン:高齢者接種開始について
投稿日:2021.05.10
新型コロナワクチンの高齢者に対する接種が開始されます。
当院におきましては、通常診療に加えてのワクチン接種となるため、接種での密を避けるため、当面の間、当院に定期的に受診されている方のみに対し、ワクチン接種の予約を取らせていただきます。よって、広島市から公表される「ワクチン接種のできるクリニック」には当院の名前は記載されていませんが、ワクチン接種自体は行ないます。
当院に定期的に通院されている方で、接種を希望される方はクリニックへお電話いただき定期受診とは別に、ワクチン接種のための予約をとっていただきますようお願いいたします(広島市のおけるワクチン接種はまず80歳以上から開始となります)。
ワクチン接種の実施件数を増やせるようになれば、通院中以外のかたへの接種も行ってまいります。その場合はあらためてご報告いたしますと同時に広島市から公表されている「ワクチン接種のできるクリニック」にも掲載させていただきます。今しばらくお待ちいただければと思います。
ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。