推定1日塩分摂取量について

健診などで、血圧がちょっと高めと言われたり、腎機能がちょっと悪いと言われたり・・
そして、その次の言葉は「塩分を控えましょう」「薄味にしましょう」・・

もう耳にタコができるくらい聞かれた方も多いのではないでしょうか。私も医師として高血圧の治療を行っている上で、毎日いったい何回くらいこれらの言葉を言っているか想像もできないほどです。
現在日本人の1日塩分摂取量は10g以上とっており、日本高血圧学会では、高血圧の人はこの1日塩分摂取量を6g未満にすることを目標としています。

でも、塩分を控えるといってもあくまで主観的な部分なので、ちゃんと控えることができているかどうかって、なかなかわかりませんよね。

摂取した塩分の約95%以上は尿として排出されるので、1日の塩分摂取量を調べるためには、古くから24時間尿をためて調べるという方法がとられていました。しかし、24時間尿をためるというのは入院の時以外にはなかなかできることではありません。そこで最近は外来での1回の尿検査で、その1日塩分摂取量を推定することが可能になってきました。

多少誤差が生じたりする部分はあるのですが、自分自身が一体どれくらい塩分をとっているかを知ることは大切なことです。

高血圧などのあるかたは、保険適応で検査することができるので、ぜひご相談いただければと思います。

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